ラマダンについて

日本ルーヤテ・ヒラール・コミティ(新月確認委員会)が
ヒジュラ暦1440年の
ラマダーンが2019年5月6日(月)
から開始されることを発表しました。

 
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において

ラマダーンの素晴らしさ

アッラーは、ラマダーン月に、断食を定めました。

アッラーは言われました。《信仰する者よ、あなた方以前の者に定められたようにあなた方に斎戒が定められた。おそらくあなた方は主を畏れるであろう。》〔雌牛章:183節〕

アッラーは、ラマダーン月に、クルアーンを下され、千ヶ月(約83年)よりも良い、ライラトルカドル(みいつの夜)を定められました。

アッラーは言われました。《ラマダーンの月こそは、人類の導きとして、又導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーンが下された月である。》〔雌牛章:185〕 又こう言われました。《本当にわれは、みいつの夜に、この(クルアーン)を下した。みいつの夜が何であるかを、あなたに理解させるものは何か?みいつの夜は千月よりも優る。(その夜)天使たちと聖霊(訳注:天使ジブリールは、主の許しのもとに、凡ての神命をもたらして下る。暁の明けるまで、(それは)平安である。》〔みいつ章:1−5〕

クルアーンが下されたと言うのは、アッラウフ・ルマフフーズ(守られたボード)から、地上の空にあるバイト・ルイッザに、クルアーン全てが一度に下されたことを意味します。それから、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)に23年間に渡り、少しずつ下されました。

又、ラマダーンに、最初の啓示が預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)に下ったと言う解釈もあり、又その両方を意味するとの解釈もあります。

ラマダーンのすばらしさについて、預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)は、以下のように述べています。

(ラマダーンは次のラマダーンまで、ジュムアは次のジュムアまで、礼拝は次の礼拝まで、その間に起きた悪行を打ち消すものとなります、もしカバーイル(大罪)を避けたならば)

(それは忍耐の月であり、忍耐の褒賞は天国です)

(その上旬は、慈悲であり、中旬は赦しであり、下旬は地獄の火からの解放です)

アッラーは、(ラマダーンの)最初の夜にムスリムたちにお目をかけられ、お目をかけられた者を罰しない、そして彼らを(ラマダーンの)最後の夜に赦されます

ジブリールは預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)に次のように言いました:ラマダーンを過ごしたのに赦されない者を、アッラーが遠ざけますように、アーミーンと言って下さい。すると預言者様(彼の上にアッラーの祝福と平安あれ)は、アーミーンとおっしゃいました。

解説:何故なら、ラマダーンは、他の月よりも、赦しを頂きやすい原因が揃っているので、それなのに赦していただけない者とは、アッラーを強烈に拒否するもの、或いはアッラーに対し非常に失礼な者だけです。そういった者は、アッラーの扉から遠ざけられ追放されるに値することとなります。アッラーが、そのお怒りと、罰、全ての災難から我々を守ってくださいますように。

(ラマダーンが来ると、天国の数々の扉が開かれ、地獄の数々の扉が閉じられ、シャイターン達は、縛られます。)

(ラマダーンに、義務の行いをして、アッラーに近づくものは、ラマダーン以外にする義務の行いを70回した事になります。義務ではないが望ましい行い(訳注:スンナ等)をした者は、ラマダーン以外にする義務の行いをした事になります。)

信じてアッラーの為だけに、ラマダーンの断食と夜のお祈り(訳注:タラ―ウィーフ)をする者は、以前に犯(した罪が赦されます。) 信じること:アッラーの約束を信じる

(偉大で高尚なるアッラーは言われました:人間の全ての行いは自分の為です、断食を除いて。それはわれの為なので、われはそれに対し褒賞を与えます。断食は防御です。だから、断食をする日は、悪い言葉を言ってはならず、声を張り上げてもいけません、もし誰かに罵倒されたり、戦いを仕掛けられたら、私は断食中ですと言いなさい。 ムハンマドの命がそのお手にある方に誓って、本当に、断食をする者の変化した口臭は、アッラーのもとでは、ミスク(訳注:じゃ香)の香りよりもすばらしいです。断食をする者には、二つの喜びがあります:断食後の食事を取る時、断食をとくことを喜びます、(訳注:来世で)アッラーにお会いした時、自分の断食で喜びます。)

(ラマダーンの最後(さいご)の10日間(かかん)の奇数日(きすうび)に、ライラトルカドルを探(さが)しなさい)

(アッラーの使徒(しと)―彼(かれ)の上(うえ)にアッラーの祝福(しゅくふく)と平安(へいあん)あれ―は、ラマダーンの最後(さいご)の10日間(かかん)に入(はい)ると、夜(よる)を崇拝行為(すうはいこうい)で過(す)ごし、家族(かぞく)を起(お)こし、一生懸命崇拝行為(いっしょうけんめいすうはいこうい)に励(はげ)まれました)

 

ラマダーンの重要性(じゅうようせい)とその過(す)ごし方(かた)

ラマダーンは、アッラーが私(わたし)たちに近(ちか)づいて下(くだ)さる月(つき)です。

何故(なぜ)、ラマダーンに褒賞(ほうしょう)が倍増(ばいぞう)されるのでしょうか?→信仰者(しんこうしゃ)の心(こころ)に、アッラーに近(ちか)づこうという動機(どうき)が芽生(めば)える様(よう)にです。

ラマダーンは、後悔(こうかい)して、アッラーと自分(じぶん)の関係(かんけい)を正(ただ)し、つながりを強(つよ)める月(つき)です。

ラマダーンは、アッラーがあなたに与(あた)えてくれた、すばらしいチャンスです、このチャンスが来年(らいねん)ももらえるかどうか判(わか)りません。

ラマダーンは、肉体的(にくたいてき)な喜(よろこ)び(飲食(いんしょく)、性欲等(せいよくなど))を味(あじ)わう事(こと)を抑制(よくせい)することで、代(か)わりに、信仰(しんこう)(イーマーン)の甘美(かんび)さを味(あじ)わう月(つき)です。

ラマダーンを楽(たの)しみましょう。

ラマダーンを自分(じぶん)や家族(かぞく)にとって楽(たの)しい月(つき)、待(ま)ち遠(どお)しい月(づき)になるよう工夫(くふう)しましょう。

ラマダーンに入(はい)る前(まえ)に、計画(けいかく)を立(た)てましょう。ラマダーンに入(はい)ると、忙(いそが)しくて毎日(まいにち)がすぐ過(す)ぎてしまいます。このすばらしいチャンスを最大限(さいだいげん)に利用(りよう)する為(ため)、今年(ことし)のラマダーンの目標(もくひょう)を立(た)てましょう。

ラマダーンに赦(ゆる)されない人々(ひとびと):

親不孝者(おやふこうもの)、いつも酒(さけ)を飲(の)む者(もの)、親類(しんるい)と仲(なか)たがいし続(つづ)ける者(もの)、同胞(どうほう)に対(たい)し、心(こころ)に憎(にく)しみを抱(だ)く者(もの)

義務(ぎむ)の断食(だんじき)のほかに、ラマダーンにした方(ほう)が良(よ)い事(こと):

口(くち)や目(め)、耳(みみ)、手足(てあし)など身体(しんたい)の各部分(かくぶぶん)をアッラーが望(のぞ)まないことに使(つか)わない

(断食(だんじき)が、空腹(くうふく)と喉(のど)の乾(かわ)きに過(す)ぎない断食者(だんじきしゃ)が、いかに多(おお)いことでしょう)

悪行(あくぎょう)を避(さ)ける
断食(だんじき)をしている人(ひと)にイフタールを提供(ていきょう)する、ナツメヤシでも、水(みず)でも良(よ)い
(断食(だんじき)をした人(ひと)にイフタールを提供(ていきょう)した者(もの)には、その人(ひと)と同(おな)じ褒賞(ほうしょう)があり、断食者(だんじきしゃ)の褒賞(ほうしょう)も減(へ)りません)
タラーウィーフの礼拝(れいはい)
善行(ぜんこう)や崇拝行為(すうはいこうい)を増(ふ)やす
親孝行(おやこうこう)
親類(しんるい)や家族(かぞく)・夫婦関係(ふうふかんけい)、近所付(きんじょつ)き合(あ)いを良(よ)くする
サダカ(喜捨(きしゃ))
貧(まず)しい人(ひと)、社会的弱者(しゃかいてきじゃくしゃ)(孤児(こじ)や未亡人(みぼうじん)など)を助(たす)ける

(預言者様(よげんしゃさま)(彼(かれ)の上(うえ)に祝福(しゅくふく)と平安(へいあん)あれ)は、自由(じゆう)な風(かぜ)よりも気前(きまえ)が良(よ)く、ラマダーンには最(もっと)も気前(きまえ)が良(よ)かったのでした)

クルアーンを沢山読(たくさんよ)むこと
モスクにこもって、崇拝行為(すうはいこうい)に集中(しゅうちゅう)すること(イアティカーフ)
心(こころ)の病気(びょうき)を治(なお)す(憎(にく)しみ、妬(ねた)み、奢(おご)り、人目(ひとめ)を気(き)にする。
ズィクルを沢山(たくさん)する
ドゥアーをする(特(とく)にイフタールの時(とき)、断食者(だんじきしゃ)のドア(どあ)ーは叶(かな)えられるので)

 

イフタール(斎戒明(さいかいあけ)の食事(しょくじ)のドアー

((ذَهَبَ الظَّمَأُ وَابْتَلَتِ العُرُوقُ ، وَثَبَتَ الأَجْرُ إِنْ شَاءَ اللهُ))

ザハバッザマウ ワブタッラティルウルーク、ワ サバタルアジュル イン シャーアッラー。

「喉(のど)の渇(かわ)きを癒(いや)し、血管(けっかん)を湿(しめ)らせ、そしてアッラ(あっら)ーの思(おぼ)し召(め)しならば(斎戒(さいかい)の)報奨(ほうしょう)を確実(かくじつ)なものとされたまえ。」

 

*アルイマーム・アルハッダード 「宗教上(しゅうきょうじょう)のアドバイスと信仰上(しんこうじょう)の助言(じょげん)」他(ほか)より一部抜粋(いちぶばっすい)

*ハディースは意訳(いやく)です